お知らせ(2009年10月)

この度、国立天文台4次元デジタル宇宙 (4D2U) プロジェクト制作の映像作品 "Entire Topography of Lunar Surface" (日本語タイトル、「月面全体の地勢図」) が、世界最大のコンピュータ・グラフィックス (以下CG) の祭典であるシーグラフ(注1) のアジア大会において、アニメーションシアター (注2)で入選を果たしました。

この"Entire Topography of Lunar Surface" は、月周回衛星「かぐや」に搭載されたレーザ高度計によって観測され、RISE月探査プロジェクトのメンバーが処理や解析をした月の全地形データを基に映像化したものです。今回の賞は、映像業界全体からの注目度も高く、入選は非常に名誉なこととされています。月・惑星探査プログラムグループ関係者一同、心よりお喜び申し上げます。

(注1) シーグラフはアメリカ計算機学会の分科会のひとつで、CG分野における最高峰の学会・展示会として、既に30年以上の歴史をもっています。アジア地域で開催されるアジア大会は昨年度から始まりました。

(注2) アニメーションシアターは、シーグラフを象徴するイベントの一つで、世界中からその年を代表するCG作品を選出して、会場内のスクリーンにて連続上映する催しです。

参照:

シーグラフアジア2009 アニメーションシアター(英語)

シーグラフアジア2009 アニメーションシアター (日本語)



平成21年9月22日~9月30日(9月26日を除く) の8日間に渡った「3D MOON」特別上映を30日もって無事、終了しました。どの日も大変盛況で、特に祝日においては、あっという間に整理券がなくなるという状況でした。また、平日でありながら28日(月)も満員という喜ばしい結果となりました。トータル8回合計397名様にご覧頂きました。

ご来場いただきました皆様、どうもありがとうございました。また、ご協力いただきました理化学研究所、科学技術館関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。